【終了】莫連(ばくれん)たちの読書会 〜過去のフェミニストたちを学ぶ〜第1回


莫連(ばくれん)たちの勉強会 ~過去のフェミニストたちを学ぶ~ 第1回

「金子文子・高橋瑞」

 

【日時】

6月6日()14:0016:00


【場所】東京ウィメンズプラザ第一研修室

(東京都渋谷区神宮前5-53-67)

 ・JR/東急東横線/京王井の頭線/東京メトロ副都心線 渋谷駅 宮益坂口から徒歩12分

・東京メトロ銀座線/半蔵門線/千代田線 表参道駅 B2出口から徒歩7分)  


【資料代】

1000


【申し込み方法】

Google formにて、お申し込みください。

URL: https://forms.gle/UuqWa3EA8GQVWa2A8

新型コロナウイルス対策のため、会場に定員があります。上回ってしまった場合は参加をお断りすることがありますので、予めご了承ください。


【課題図書】

金子文子・著「何が私をこうさせたか 獄中手記」(岩波文庫)、あるいは 鈴木裕子・編「金子文子 わたしはわたし自身を生きる 手記・調書・歌・年譜」(梨の木舎)

どちらかを読めば大丈夫ですし、もちろん読まずに参加することもできます

 

【自己紹介とご挨拶】

こんにちは。わたしたちは「莫連会(ばくれんかい)」という、過去の日本のフェミニストたちの布(テキスタイル)を作ることを最終目標としているプロジェクトグループです。「莫連」とは女だけに使われてきた悪口で、「世間ずれしてあつかましいこと。また、そういう人。すれっからし。(大辞林)」「世間ずれしていて悪がしこいこと。また、そのさま。すれっからし。(精選版日本国語大辞典)」という意味があります。わたしたちはこれまで1年近くかけて勉強会を重ね、誰を布の人選に採用するか検討し、最終的に以下の10人の女たちを選びました。


・高橋瑞(たかはし みず)

・金子文子(かねこ ふみこ)

・山川菊栄(やまかわ きくえ)

・島成園(しま せいえん)

・楠瀬喜多(くすのせ きた)

・長谷川テル(はせがわ てる)

・保井コノ(やすい この)

・知里幸恵(ちり ゆきえ)

・斎藤百合(さいとう ゆり)

・高橋くら子(たかはし くらこ)

 

そして、まずは布ではなく、バンダナという手に取ってもらいやすい形で作品を作ってみることにしました。

この読書会はこのバンダナを作るにあたって、選んだ女たちのことをもっと多くの人たちと一緒に学びあいたいと考え、行います。毎回各2名を取り上げ、これから2か月ごとに実施、今回含めて全5回の予定です(変更の可能性も有)。



過去のフェミニストたちを調べてみて、気が付いたことがあります。先頭を歩く女たちは常に後進の女たちを意識し、育てようと試みてきたこと、そして、後ろを歩く女たちは歴史を掘り起こし、前を歩いた女たちの生き方や考えを少しでも記録を残そうとしてきたことです。「正史」に残らず、男たちの書いたものでは「莫連」呼ばわりしかされない女たちの生き方は、それを語ろうとするだけでも常に政治的な試みなのです。

もちろん、今の時代から見て、批判されるべき点があることも十分考えられます。特に戦争への態度、マイノリティへの視線、そして天皇制に向き合う姿勢は今だからこそ検討できることがたくさんあるでしょう。そうした点についてもう一度検証しあうことも、今後わたしたちが間違いを犯さないためにも必要なことだと思います。

何百年前の女たちの葛藤は今のわたしたちにも通じるものがあり、社会のあまりの変わらなさに怒り、そして立ちすくんでしまうかもしれません。でも、だからこそ、前に進んでいくために、過去のたくさんの「莫連」たちの手を取り、そこに連なってみませんか。

 

この読書会での内容も入れつつ、zineを製作し、バンダナに付属して一緒に販売する予定です。バンダナの販売時期はまだ未定ですので、今後追ってお知らせします。

コメント